光の角度で表情を変える「甲斐絹（かいき）」
「甲斐絹（かいき）」は、羽織の裏地（羽裏）に用いられた高級絹織物。
江戸時代から昭和初期にかけて盛んに織られ、和装文化とともに歩んできました。
見えないところに美を忍ばせる羽裏の趣向には、日本人ならではの粋が宿ります。
軽やかで丈夫、光の角度で表情を変える上品な光沢。
やわらかなピンクの色合いが、絹のやさしい艶を引き立てます。
前田源商店 / 創業100余年
山梨・富士吉田で創業し、100年以上にわたり絹織物の文化を受け継ぐ老舗。
甲斐絹をはじめとする絹織物の文化とともに歩んできました。
かつて甲斐の国から全国へ出荷された美しい絹の系譜を受け継ぎ、
現在はレーヨンやオーガニックコットンなど、時代に寄り添う素材づくりを続けています。
日本人の足元を彩ってきた“花緒”
「HANAO SHOES」は、何百年も前から草履や下駄にすげられ、日本人の足元を彩ってきた“花緒”を現代のスニーカーに挿げた新定番。「HANAO SHOES JAPAN」(2023年春)では47都道府県の地場染織物で47種類のHANAO SHOESを制作。
そして2024年春、ニューバージョンとして、お客様自身で花緒を付け替えることのできるHANAO SHOESが誕生しました。
花緒を選び、自分でスニーカーにすげる
ボディのスニーカーに黒色が追加され、花緒の取り外しができる仕様に変わり、スニーカーの型もよりスマートに。
一足を持つだけで、自分のスタイルに合わせたHANAO SHOESへカスタムできるようになりました。スニーカーはMOON STAR(久留米)、花緒は全て日本の職人による手仕事です。
履くのは、晴れの日に
花緒の中に、綿と型紙が入っているため水に濡れると型崩れしてしまいます。長く履き続けるために雨の日や靴を洗う時は、花緒を取り外すことを推奨します。
花緒の生地によって手入れ方法が変わるので、お気軽にお問い合わせください。