11 PLAISIR DES ALPES
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年に1回、友人が教授をしている大学での講義のために、スイスのジュネーブへ行く。
スイスという国はすごく物価が高い。
マクドナルドのセットは2000円くらいするんじゃなかったかな。
マクドナルドの料金って、その国の物価の指針として分かりやすい。
そんな高級な国の中でもジュネーブはとりわけ高級な街だ。
学生を連れて行くにしても宿泊代だけでとんでもない金額になり、尻込みする。
そこでまた別のスイスの友人が紹介してくれたのが、ションタル&ベトロン夫妻。
夫妻は医師を引退して悠々自適な生活をおくるパートナーだ。
子どもたちも皆家を出たので、大きな家は部屋が余っている。
「ホームステイしていいよ(無料)」との申し出だった。
行ってみると、家からはレマン湖の向こうのアルプスが見えた。
自分で飛行機を作ったこともあるベトロンがDIYで色々やった末完成した家で、落ち着く。
(未だに色々やっているから未完成と書くのが正しいかも)
勾配のある庭にはションタルの畑と卓球台があった。
なんてリッチなジュネーブステイなんだろう、と人の温かさに触れてじわじわと湧き上がる感情。
しかも、ご飯も作ってくれる。朝も夜も。
ジュネーブからフランスとの国境までは車で15分程度。だから買い物はフランスでする人も多いらしい。スイスじゃなくなるとぐんと安くなる。
この素敵なパッケージはフランスのローカルなヨーグルトのもの。
ションタルが嬉しそうに朝ごはんの食卓に並べてくれた。
紙製のパッケージにはうすくアルプスの山並みが印刷されていて、手に持ってもちょうど良くおさまる。
気に入って、きれいに洗って持ち帰ることにした。
洗ってキッチンで乾かしていたら、ベトロンがゴミだから捨てたこともあった。
ションタルが僕の代わりに怒っていた。
ジュネーブに行くと、ションタル&ベトロンに会えること。
人って本来はすごく優しく、親切で、癒し合う生き物だよなと思う。
一つ500円






