2024年11月霜月　かため

　こんにちは。Whole Love Kyotoスタッフの溝部です。よもやまストーリーズ第二号「やわめ」をボスの酒井、「かため」を溝部で担当しています。やっと暑さもどこかへ消えて、金木犀の香りがあちこちでしています。季節で町の香りが変わるのがとても好きです。ホールラブキョウトの店周辺から河原町までの道のりで生えている場所を日々見つけては頭の中の地図に追加していっています。

味噌のミソ

　9月のある日、ボスが「来週、社員旅行で金沢へ行きます」と突然の一言。びっくりする間もなく気づけば金沢に居ました。

　メインの時間には、金沢21世紀美術館で行われた「味噌のワークショップ」。大豆の香りで満杯になった部屋で、参加者の中学生達は菌や発酵、味噌の話に耳を傾けるよりも目の前の大豆を潰す作業に没頭していました。京都のお味噌屋さん「加藤みそ」の生米麹を使った味噌づくり。そしてみんなが菱井に汗をかきながら作ったお味噌を一年程寝かすために桶に入れます。その桶をパッケージと見立て、そこになんと書くか、何を描くかがミソに感じました。一年待って出来上がるタイムカプセルのようです。

　ホールラブキョウトで運営しているZOOM越しに職人さんと繋がって会話しながら行う「京都職人オンラインWORKSHOP」。これまでふき漆や水引かざり、桐箱の絵付けなど様々な体験をお届けしてきました。来年3月1日（土）に予定しているワークショップが「生米麹で作る京の味噌を家庭で」。加藤みそ4代目の加藤昌嗣さんをお招きして、伝統的な発酵、味噌づくりを学びます。12月6日より、“藝術学舎”のサイトで詳細が公開され参加者の募集スタートです。応募〆切は来年2月4日13時。秋講座「手描き友禅」は〆切よりも早く定員50名に達し、募集終了したので早めのチェックをおすすめします！