2025年1月 正月 かため
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叡山電鉄 茶山駅を降りて東へ進んですぐ、「正尚堂」があります(Whole Love Kyotoからは歩いて6分ほどのところ)。正尚堂は着物や着物まわりのありとあらゆるもの(帯、帯紐、簪、鞄、和洋食器…等)のヴィンテージを扱っておられます。
駅周辺の住宅に馴染む、古家の構え。キラキラと光る、すりガラスの戸をガラガラっと開けると 壁の向こうから「コンニチワー!」と軽やかな挨拶がいつも飛んできます。そして店主のサノさんがひょこっと顔を出す or スタッフのミナミさんがスッと現れます。
2024年春に正尚堂で有松絞りの浴衣を購入して以来 、私自身がサノさん、ミナミさんのファンでもありますが、友人やお客さんが何かを求めている時に正尚堂を紹介したり、逆にホールラブを紹介してもらったり、そんな「ご近所さん」です。

2024年 年の瀬に私は小走りでこのご近所さんを頼りに伺いました。
ホールラブのHANAO SHOESは洋服に合わせることをメインでおしているため、SNSやサイトに掲載する写真は洋服であることが多いです。
新年一発目に発売開始する新しい花緒のシリーズは、西陣織の着物地や綾織のものから作ったものでもあり、せっかくなら着物×HANAO SHOESのショットを撮りたいな と、そこで正尚堂のお二人のお顔が思いついたのです。
ミナミさんは特に、着物・帯・帯締め・半襟・髪飾り、それぞれの色や柄など着る人や場面を考えての組み合わせと提案のセンスが本当にが素晴らしいのです。
なので私も浴衣を購入しに行った際、合わせたい帯(祖母のお下がり)を持っていき、あれよこれよと提案をしてもらって納得いく浴衣と出会えました。
今回は、合わせたい花緒3種(HANAO_KYOORIMONO 寿/巳/レザー)を持って行き、イメージを大まかに伝え そのあとはミナミさんにお任せ しました。ぜひ、インスタやサイトにてご覧ください。

ここで着物など合わせているときに、あるお客さんが正尚堂へやってきました。これがまた、私的にかなりテンションの上がる出会いでして。この話はまた来月の号にて!
2025.1 Chihana Mizobe