2025年2月 如月 やわめ
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特にチョコが大好きというわけでもない僕が言うのもなんですが、無責任に日本のチョコよりヨーロッパのチョコの方がおいしい。
高くない民主化されたチョコの中ではフィンランドのファッツエルのチョコレートが大好きだ。しっかり甘くて、化学調味料の怪しい味がしない。中でもGeishaというヘーゼルナッツクリームと合わせたものは分かりやすくおいしい。昔はフィンランド航空の機内で食べ放題だったんだけど今はそういうことが省略されて久しい。
ラグジュアリーチョコでは、スイスのラデハが大好き。友だちが送ってくれて知ったチョコで、無造作に割られた板チョコのアソートみたいなもの。
ジュネーブでお店に行って知ったのだが、50cm角くらいの大きな板チョコが多種作られていて、アイスクリーム屋みたいな要領で「これとこれとこれ」という感じで注文する。すると店員が適当に割ってくれて袋に入れて、グラムを計って、お会計という流れ。
気楽に選んで適当なことを言ってると、むちゃくちゃな金額になるので注意が必要。しかし、いや〜ラデハのチョコは本当においしい。
特に分かりやすい特徴はないのに、明らかにうまいんだからおそれいる。スタンダードなのに他と違うってすごいことでしょう。
と、そんなことを書いているのは、バレンタインデーを意識してのことだ。
手作りが勝ち的な感じって今もあるのでしょうか。あれは関心しない。こういうこと書くとアレかもしれませんが、あれは“手作りしてる私が好き”なのであって、食べておいしいかどうかは二の次という気がしてしまう。
いやもちろん時間をかけて手間をかけてくれるのはありがたいことだけど、同じ時間と手間をかけるなら、面白いチョコのリサーチとかの方が嬉しい。
いや、そもそも自分のためにそんな時間かけてくれなくていいので、コンビニで売ってるチョコ食べ比べセットくらいが丁度よい。いやいやうん、そもそもバレンタインデーとか別にいらない。
高校生までがたのしむデーという風になるとよくないですか。大人になったらできなくなる。その方が素敵だよね。
2025.2 Yosuke Sakai