2024年10月 神無月 やわめ
こんにちは!Whole Love Kyotoスタッフのみぞべです。毎月お便りを発行して、アイテムを購入してくださったお客様へお渡し/お届けすることになり、緊張の第1号です。
お店の事、京都のこと、伝統文化のことを身近に感じてもらえるような、たまにクスッとなるような、別号も読んでみたくなるようなものを目指します。
最近のホクホク
町に銭湯はありますか?京都にはピークの年で600軒弱。現在150軒弱が残っています。長く続くローカルなところがあれば事業継承でリニューアルしたところなど様々。私の家の近所にある銭湯がここしばらく店主の体調不良で閉まっていて、歳もお歳なのでもしかしたらこのまま・・・と覚悟して待っていたら、なんとこの間、えんとつから煙が出ているのが見えて、とっても嬉しい気持ちになりました。
えんとつからのぼる煙がオープンの合図っていいですね。なくなって欲しくない日常の景色です。ちなみに、Whole Love Kyotoのお店は毎日大きな白い暖簾をだしています。
二度も同じものを織らない。
木綿は、着物が主流だった時代の普段着が木綿の着物だったほど、季節折々の気候や肌に合う素材です。
三重県の伝統工芸品「伊勢木綿」を製造し続ける日本で唯一の織屋「臼井織布」は、色の構成や柄の開発が強みです。現当主の臼井成生さんは「先代の作った色と柄は本当にすごい。大量にあるものを実験的に再現し続けているから、二度も同じ色、柄のものを織っていない。だからその時にしか出会えないね。」
その言葉と笑顔にやられて伊勢木綿の宝の山から今回は3種、仕入れ花緒に仕立てました。新作のHANAO SHOES にお客様ご自身でカスタマイズできる仕様です。
2024.10 Chihana Mizobe